1941年生まれ。齋藤秀雄のもとで指揮法を修め、1963年に桐朋学園大学卒業。翌年東京交響楽団を指揮してデビューののち同団の音楽監督・常任指揮者を40年間にわたり務める。その間、アメリカ響音楽監督、バンクーバー響音楽監督(現在桂冠指揮者)、シラキュース響音楽監督などを歴任。また、NYフィル、ボストン響、クリーヴランド管、シカゴ響、ケルン放響、スイス・ロマンド管など世界の一流オーケストラに客演。
これまでにサントリー音楽賞、芸術選奨文部大臣賞、大阪芸術賞、毎日芸術賞、川崎市文化賞、京都音楽賞大賞などを受賞。2001年紫綬褒章、2011年旭日小綬章を受章。2014年度文化功労者に選出。
現在、中部フィルハーモニー交響楽団芸術監督・首席指揮者、日本センチュリー交響楽団ミュージックアドバイザー、東京交響楽団桂冠指揮者、広島交響楽団終身名誉指揮者、九州交響楽団桂冠指揮者など多くの任を務めるほか、洗足学園音楽大学芸術監督・特別教授、京都市立芸術大学客員教授を務めている。
2022年4月より岡山フィルハーモニック管弦楽団ミュージックアドバイザーに就任。
1948年生まれ。大変な音楽好きの両親の元で育ち、早くから音楽に強い興味を持った。13歳からオーボエを始め、その後、ミュンヘンとデトモルトにおいてオーボエ、指揮法、そして数学を勉強。ミュンヘンのARDコンクール(1972)を含む主要な音楽コンクールで入賞後、ケルン放響のソロ・オーボエ奏者を経て1980年1月から2001年夏までベルリン・フィルのソロ・オーボエ奏者を務める。退団後は、指揮者、ソリスト、教育者の仕事を中心に活躍している。
これまでにソリストとして、カラヤン、ジュリーニ、アッバード、ムーティ、レヴァインなどの著名な指揮者と共演。室内楽奏者としては、アンサンブル・ウィーン=ベルリンを中心に多彩な活動をしてきた。また、1991年にはハイドン・アンサンブル・ベルリンを設立、芸術監督を務めた。
2022年3月まで岡山フィル首席指揮者、4月より名誉指揮者。2021/22 シーズンよりベルリンシンフォニカの首席指揮者に就任。マドリッドのソフィア高等音楽院で教授、3年に1回開かれる国際オーボエコンクール・東京の審査委員長を務めている。